34回目の発表会を通じての思い

こんにちは、理事長事務局の白土です。

12/19、お陰様で34回目の発表会が無事に終わりました。

開催から3日後の投稿、大変遅くなりました m(__)m

 

あらためて保護者の皆様、来賓の皆様、入会ご検討中の皆様、たくさんのご来場を頂きありがとうございました。また今年の発表会からは、このクラブの活動に共感して頂いた地元の企業様数社が協賛してくださり、それも格別の感謝であります。

 

一方で、一部のOGとその保護者の皆様につきましては、来場希望を多く頂きながら、コロナ禍ゆえにこちらで制限をかけ、お断りさせて頂くことになりました。あらためてお詫び申し上げます。

 

昨年の発表会は、より状況の厳しさがあって、無観客にて映像撮影の開催とさせて頂きました。

 

今年もまたオミクロン株という新たなウィルスが出てきたこともあり、引き続き緊張感を持たねばならないところでありますが、徐々に、大会試合、イベント等開催されるようになってきて、また皆様からのご理解を頂く中で、どうにか、観客有の とどろきアリーナにて2年ぶりの開催となりました。

 

例年、保護者の皆様は係で奔走されることが多かったので、「これからは、ゆっくり座って子どもたちの演技を見てもらいたい」という思いで、指導者スタッフとOGたち、外注した撮影スタッフ等あわせて、25名のチーム運営で発表会を開催しました。

 

声援は贈れず、拍手だけのものとさせて頂きましたが(途中、生徒たちの声があったものは、事前に録音した音源を流しました)、それであってもあれだけの盛り上がりは、私たちスタッフの想像を超えていました。

 

みんなこの時を待っていたのだと思います。閉会後、あるスタッフが発した「人に見てもらうことの有難み、人に見てもらっての成長」に納得しました。

 

「これが新体操なんだ」、そして保護者の皆さんが望んでいた「子どもの成長が見えることの喜び」を感じて頂けたのだと思います。

 

私たちは、来場する人が幸せな気持ちになれるホスピタリティ溢れた発表会を目指し、時間をかけて計画してきましたが、当日になり課題がいくつか見え、完璧とは言えませんでした。

 

それでも帰り際やアンケートにて、多くの人から、ありがたい感想を頂きました。

少しずつ目指している発表会に近づけている気がします。今後もコロナの有無にかかわらず、出来る限りのことはしたいと思っています。

 

長い文章になりすみません。

 

このコロナが始まってからの2年を振り返ると、NPO法人としても、新体操クラブとしても、毎日、判断を試されるような時間を過ごしてきました。

誰も何が正解か分からない中で、私自身、肩を落とした日もありました。それでも決めて舵を切らないといけない。

 

100人中100人に納得してもらうことはできない。では、せめて過半数の人が納得できる判断をするのがベストかと思いきや、必ずしもそれが絶対でもない時もありました。

 

例えば昨年の2月、緊急事態宣言が出る前に、私は2週間の全クラスの一斉休講を決めました。その時、たくさんのご意見を頂きました。

 

少数の方からは賛同を頂き、過半数の方からは、そうでない意見も頂きました。

それでもポリシーとして守るべきものがあるのであれば、やるしかありませんでした。

 

私には大事にしている2つの言葉があります。

 

①「得意淡然 失意泰然」

②「万事塞翁が馬」

 

どちらの言葉も、良いことがあっても、悪いことが起こったとしても、一喜一憂せず、ひたむきに対応していく…ような意味があります。そして個人的な話ですが、両方とも3年前に亡くなった父が、私に残してくれた言葉でもあります。

 

中々この通りには生きられないのですが、支えにはなってくれています。この2年間、この言葉に何度も助けられました。

 

困った時にこそ、どんな対応ができるのか、人生には限りがあり、それはこのコロナ禍ではより顕著で、限りある「時間」、「場所」、「環境」、「能力」の中で、いかに「知恵と工夫」、「努力と忍耐」でベストを尽くせるのかが醍醐味かと腹をくくりました。

 

このような中、今年は新たに「SDGs」の取り組みも徐々に進めています。

発表会では、SクラスAクラスの役員さんの協力を頂き、生徒たちが使用しなくなった新体操手具を使用した廃材アートの素晴らしい「フォトブース」を作って頂きました。これには生徒も保護者の人たちも大満足でした。

 

また今年は11月にSクラスの団体チームが、クラブ創設以来初めて全日本ジュニアに出場しました。初出場ながら、メンバーは物怖じすることなく堂々たる演技で大健闘しました。無観客、YouTubeライブ配信で躍動する彼女たちの演技を見た時の感動は忘れられません。

「この子たち、ちゃんとやり切ってるじゃないか。しっかり戦ってるじゃないか。」画面に向かって、頑張れ頑張れと祈りました。

 

私は指導者ではありませんが、生徒たちに伝えたいのは、

 

「頑張れば絶対に君たちはできる」

「頑張れば絶対にいい結果がついてくる」

 

ではありません。

 

大人になれば、必ずしもそうでないことを私たちは知っています。実際に努力が実ることは、どれだけあるのでしょうか。

 

このコロナ禍にあって、特に去年のリボン団体の子どもたちはかわいそうでした。

あれだけやったのに、大会自体が無くなってしまった。長年やってきたのに、発表会すらまともに出来なくなってしまった。

世の中、努力だけで乗り切れない、どうしようもない不条理なことはある。

それは悔しいけど現実で、だからこそ知っておかなければならない。

 

では、その努力はなんのためのものだったのか、おそらく、その答えは「自分を信じる力を持つこと」。いつか辛いことが起こった時に「あの時私やれたじゃないか」を根っこに立ち向かえるかどうか。

だからこそ、結果だけとらわれるのはでなく、経過(プロセス)を頑張ることが大切になってくるのだと思います。

 

学校の勉強には答えや点数があれど、大人になると、決まった答えが無い判断を求められることがたくさんあります。

 

白土新体操クラブは、新体操を通じ、子どもたちに考えさせるトレーニングもさせています。自分を信じられるようになるため、プロセスにこだわり、努力と忍耐も経験させます。そこから知れる新体操の楽しさもあります。

 

また当クラブは幸せなことに、これらを経験し、理解を深めたたくさんの卒業生たちがいます。この発表会にも忙しい中10数名のOGが集まって、一生懸命働いてくれました(ダンスも見事でした✨)。

 

様々な新しい取り組みへのチャレンジは忘れてはいけませんし、大会に出ていい成績を取ることも素晴らしいですが、このクラブの何よりもの一番の強みは、ここに集ってくれるOGやそれを取り巻く、保護者皆様の温かな支えなのだと思っています。

 

これからも、この伝統が引き継がれていくように、力強くやっていきます。

2022年も宜しくお願いします。皆様の健康とご多幸を心よりお祈りしています。

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白土新体操クラブを運営する「NPO法人ミライポップ・アカデミー」は、2022年3月より「かわさきSDGsパートナー」の承認を頂きました。新体操をはじめとするスポーツを通じた社会貢献の新たなモデルとして活動の幅を広げています。

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